福冨七郎左衛門尉疾風録

石見国浅利村・四ッ地蔵城主福冨氏5代録

八神屋(やかみや)襲撃

  天文二十二年(一五五三)明尊も二十歳になった。

  周辺の田んぼも田植えが終わり、青々とした早苗が日増しに丈を伸ばしている。

  風に紛れてかすかな木鐘の音が聞こえてくる。

 本丸西側の塀ぎわに立って、風の音と木鐘の音を聞き分けようとしている明尊の背後から、

「なにごとでしょうな…」

 息せききって上って来た忠左衛門が、肩で大きく息をしながら不審そうな声をだした。

 木鐘なら緊急事態発生だ。

「わからん、西からだ…八神屋(やかみや)の方角だ」

「なにかの警鐘でしょうが…聞き取れませんな」

「八神屋が野盗に襲われたのか…」

「野盗ぐらいなら、八神屋も引けをとることはないでしょうが…・・何人ぐらいいるのか敵は…」

「海の上では、海賊と渡り合う八神屋だ、襲ってくるやからはいないだろうが…」

 耳がなれて、木鐘の音をはっきりと聞き取れるようになった。

 緊急事態だ。

「陣ぶれをだしましょうか」

 八神屋は、親戚である,襲われたとあれば救援にいかなければならない。

「とにかく行ってみよう、兵の召集は、ことがはっきりしてからだ」

 明尊が本丸から城門にむかって駆けおりた。

「殿のおでましぞ、馬をひけい」

 忠左衛門が明尊のあとを追いながら、大声で大門横の厩に指図した。

「甲冑はいらんぞ、ついて来い」

 十二、三人の家人があちこちの建物から飛び出して、馬にまたがっている。

 城門が、きしみ音をだしながら徐々に開くのも、もどかしく馬腹をけった。

 八神屋までは一里(四キロメートル)ほどだ。

 城門をでたところで前方から疾駆してきたひとりの男が、馬から飛び降りて平伏した。

 荷役作業の最中だったのであろう下帯ひとつの裸である、馬に鞍もつけていない。

「八神屋の者でございます、江川の対岸、川平(かわひら)と千金(ちがね)の境目に、おびただしい兵が集結し、渡河の用意をしています」

「何処の兵か」

「旦那さまは、敵の幟をみて福屋の勢だとおっしゃいました」

「福屋さま…・・なぜだ」

 明尊が忠左衛門を振りかえった。御屋形(小笠原長雄)の母は福屋氏の息女である。

 両家の間に諍いなど一度もない。その福屋氏が襲ってくるというのか。

「福屋勢が渡河してくるとなれば、事前に連絡があるはず、これが無いとなれば小笠原領への侵入だ。兵を集めよ、警鐘を叩け」

「承知」

 ひとりが、馬首を返した。

「千金には、月出城の都野三左衛門どのがおられますな」

「三左衛門どのは、わが福冨に好意を寄せてくださっている、都野一族は静観の立場をとってくれるだろう」

「救援は」

「無い。かって、南北朝争乱のおりには、終盤まで南朝方に与したため、足利幕府からは冷遇されてきた。幕府が衰退した今、新たな支配者はだれなのか、慎重に見極めようとなさっているはずだ」

「忠左衛門、兵が集まりしだい来てくれ。御屋形(小笠原長雄)に通報をだせ。儂は、このまま八神屋に飛びこむ」

「承知」

 忠左衛門が馬首を返した。

 福屋勢が上陸するまでに八神屋に着かなければならない。

「がんばれ」

 明尊が馬の首を撫でながら馬腹をけった。

 

 明尊が八神屋に到着したとき、福屋勢はまだ対岸にいた。

 旗指物がせわしなく動いている、舟を集めているようだ。

 八神屋の船着場では、人夫が走りまわって戦闘の準備をしている。

 軒を連ねる土蔵の鍵を閉め、水で練った赤土を出入り口の戸に投げぶつけ覆いかぶせている、焼き打ちを防ぐためだ。

「おじ御、福屋から何か言ってきましたか」

「何も言ってきません。いったい何をしようとするのですかの」

「こちらを襲ってくるかどうかはわかりませんが、兵を上陸させるということは、小笠原領への侵入になります」

 一里ほど上流には、福屋領の渡し口がある。そこを渡らず、八神屋の前面に押し出すということは明白な挑戦だ。

「渡河を始めました」

 土蔵のほうから青い顔をした住人が逃げてくる。

「住人全てを、ここに集めよ」

 八神屋與次郎兵衛が凛とした声を張り上げた。いつもにこにことした笑顔をふりまいている 與次郎兵衛が始めて見せる顔だった。

「集まったら、門を閉めよ、決してこちらからは攻撃するな、侵入してきたやつだけ倒せ」

 與次郎兵衛の下知を受けて人夫が、きびきびと走りまわっている。

 屋敷内の建物に梯子が立てられた。その下に水を張ったが次々と集められている。

 火矢を打ちこまれたときに、すぐ消せるようにしているのだ。

 門がギーッと鈍い音を発てながら閉められた。

 閂(かんぬき)をかけ、内側に米俵を積み重ねて防禦壁を築いている。

 敵の先発隊が八神屋の船着場に上陸をはじめた。

 甲冑を着けている。

 殺気が溢れている。

 福屋の正規兵だ。

「おじ御、これは戦です。福屋が小笠原領に侵入してきたのです。儂が采配を執るべきですが、しばらくはおじ御に執っていただきます」

「承知です」

 毅然たる態度で腕組みをしていた與次郎兵衛が腕をほどきながら、ふっと顔をほころばせた。

大軍を前にして、これから戦を始めるというのに、明尊はすこしの動揺もしていない、平常心でいる。

「おじ御、この前お願いした幟はできていますか」

「二十枚なら」

「それはいい、それに竹竿をつけてください。いつでも立てられるようにして、儂の下知を待ってください」

「承知です」

與次郎兵衛は、それを何に使うのかは聞かなかった。テキパキと指図している。

「二百か…」

 塀際の築山に上がって敵を見ていた明尊は、敵の数を二百人とみた。

 二百人が一気に攻めこんできたら、こんな屋敷などひとたまりもない。

ーなぜだ。

 なぜ、福屋が攻めてきたのか、…なぜ、四ッ地蔵城でなく八神屋を狙うのか明尊には理解できない。城は潰しても非戦闘員である住民は襲わないのが武士の戦なのだ。住民は、殺すより生かして年貢をとるのが武士なのだ。

「わからん」

 明尊が、はきすてるように言った。

 敵兵が次々と屋敷の前に展開している。

敵は海賊と思え、屋敷を船と思え、敵を一歩も寄せ付けるな」

 與次郎兵衛の指揮を受けて、人夫がすばやく臨戦体制をとった。

 人夫が手にしている刀は柳葉刀である。武士の持つ大刀より長さは短いが、太く刀身の先端にいくほど幅広くなっている。狭い船内での戦闘にいかんなく振りまわすことができるように造った船乗り独特の武器だ、この刀でもってすれば日本刀など簡単に折れてしまう。

 たちまち、與次郎兵衛を中心とした戦闘隊ができあがった。

 刀の下げ緒をとって襷がけにした明尊のすぐうしろで、十人の家人が集まっている。

「門の外には出るな。邸内で戦う限り、敵は弓も槍も遣えない。」

「女こどもは、裏山へ避難せよ、万が一、屋敷に火がついたら裏山に延焼することも考えられる、尾根を超えて裏側へ逃げよ、危険のないところまで行け、戦いが長引くようであれば四ッ地蔵城へ行け、あわてるでない、落ち着いて行け」

 與次郎兵衛がやさしい声で言い、庭の築山に上がって外の福屋勢に姿をみせた。

「ここは商家でございます、なにゆえの武力でございますか」

「門を開けよ」

「それほどに兵を向けられては開けるわけにいきません。なにゆえのご無体でございますか」

海で鍛えている與次郎兵衛の声は朗々としてよくとおる。

「福屋さまのご下知により接収する。ただちに開けよ」

「ご無体でございましょう、ここは、小笠原さま御領内です」

「そんなことは百も承知だ」

 空気を張り裂く殺気が與次郎兵衛めがけて飛んできた。

 外からは見えないように塀の陰に隠れていた明尊が太刀で叩き落とした。一本の矢が折れて與次郎兵衛の足元に落ちた。

 與次郎兵衛は、たじろぎもしない、素手のまま悠然として敵に姿を露わにしている。

 それまで、與次郎兵衛の前で屈み込んでいた二人の人夫が立ち上がった。手には白刃を持っている。武力でもって応戦するという意思を露わにしたのだ。

まさに海戦の船頭だ。

 敵の攻撃が始まった。塀を乗り越えて侵入しようとする。

 人夫らが敏捷に動き回りながら敵兵を斃していく。

 みごとだ、下帯ひとつの男が塀を乗り越えようとする甲冑の武士と対等にわたりあっている。

 絶叫を挙げて倒れるのは敵兵ばかりだ。

 敵の後方で鉦が鳴った。

 敵兵が退いた。

「さあ、次ぎは火矢が来るぞ、落ちついて消せよ」

 與次郎兵衛は、築山の上で泰然として指揮を執っている。

 ピシッピシッと風を切って飛んできた火矢が屋根に突き刺さる。

 人夫らが次々と矢を取り払い、水をかけていく。

 実に身のこなしがすばやい。屋根の上を猿のように走りまわっている。

 敵が総攻撃をかけてきた。

 敵の先陣がいっきに塀へとりついた。

 塀にとりつき飛び降りる、その瞬間に生じる隙を人夫らは的確に捉えて斬りつけ突き落とした。

 数にものをいわせて塀を乗り越え、庭に侵入した敵兵に、明尊と十人の家人が斬りかかった。

 明尊の前に面頬を付けた武士が立ちはだかった。

 充血した目がギラギラと光り、殺気をガンガンと放射している。

 敵は甲冑を着けているため動きが鈍い、明尊は小袖姿で動きやすい。

 すさまじい敵の一撃を明尊がするりと躱した。二撃、三撃と打ち込むのを、ことごとく外していく。

「おのれ」

 いらだった敵が、八双の構えをとった瞬間、明尊の体が跳び、太刀が躍った。

 甲冑武士がドッと斃れた。守勢の構えをとりながら一瞬の隙をついて攻撃に転じる一刀斎流の極意・払捨刀である。

 明尊の一閃は、敵の脇の下を横一文字に薙ぎ払い心臓を斬り裂いた。鮮血が幅広の帯びとなって噴出した。

 次ぎから次ぎと襲ってくる敵兵の刃を微妙にし、少しずつを傷つけ、軽やかにしていく。

 まさに一刀斎流の奥義を極めた剣士明尊の姿であった。

 狭い船内での戦闘になれている與次郎兵衛の人夫らも動きが実にすばやい。

 敵兵が完全に守勢にまわっている。

 ついに、侵入した敵兵すべてを斃した。

 敵の攻撃が止まった。

 庭に累々と横たわるのは敵兵ばかりだ。

 福冨党の家人が負傷した敵兵のとどめを刺していった。

 與次郎兵衛の人夫らは、ひとかたまりとなって無表情で見ている。

 皆が無言だ。

 第二陣突撃の太鼓がなっている。

「次ぎは二陣が来るぞ、酒を飲め。元気をつけろ」

 酒樽が庭にだされた。

 與次郎兵衛の声が響き渡る。次ぎは敵の本隊が攻めて来る。

 人夫らが弾かれたように動き出した。酒を飲み、桶の水で、血のりで濡れた手と刀剣を洗い、二度、三度と振り切って水気を払っている。

 次ぎは、敵の総攻撃がはじまる。與次郎兵衛らは熾烈な戦闘を覚悟した。

 そのとき、左手遠くから法螺貝が聞こえてきた。

 屋敷の左手かなたに砂けむりが上がっている。

 明尊の兵が馳けつけてきたのだ。

「ウワー」

 人夫らが歓声をあげ、踊りあがって喜んでいる。

「儂の軍勢が来た、幟を立てよ」

 與次郎兵衛と交代して築山に立った明尊が、血のりの巻いた太刀を振り上げて下知した。

 屋敷の塀際に次々と幟が立ち上がっていく。

「オーッ」

 敵味方双方からどよめきが挙がった。翩翻と立ち並ぶ幟には、紺地に白抜きの隅立て四つ目紋が遠めにも鮮やかに浮き立っていた。

「なるほど、こういうことですか。みごとですな。」

 與次郎兵衛が、立ち並ぶ隅立て四つ目の幟を見上げて感嘆している。

「喚声を挙げよ,エイエイ」

 明尊が白刃を高々と上げた。

「オー」

「エイ、エイ」

「オー」

 人夫らを混じえての喚声が邸内から響き渡った。

 福冨党の軍勢が屋敷の中にいることを敵に知らしめた瞬間である。

 応援の軍勢が、ぐっと近づいている。

 浮き足立った敵の兵が船着場に逃げ出した。

 忠左衛門と佐々木喜兵衛、越堂清左衛門らの率いる、福冨党の応援部隊が殺到して敵兵に襲いかかった。

 すでに戦意を失った敵兵は逃げ回るだけである、次ぎから次ぎへと福冨党の将兵に討ち取られていく。

「おー、みごとな戦ぶりですな,福冨党が強いはずだ。」

 與次郎兵衛を中心にして人夫らが歓声を挙げて応援している。

 敵兵は、おびただしい死者を残して逃走した。

「門を開けよ」

 與次郎兵衛による最後の采配であった。

 

「遅くなり申した」

 息を弾ませた忠左衛門が意気揚揚と屋敷へ上がってきた。

「なんのなんの、すばらしいぶりだ」

 明尊が襷がけしていた刀のさげ緒を解きながら慰労した。

「それにしても、みごとな幟ですな、敵は殿の軍勢が突然湧き出したとでも思ったでしょうな」

「してやったりだ」

 忠左衛門の哄笑につられて明尊も笑いだした。

 人夫らが邸内の後片付けを始めている。

 山から下りてきた女らが、庭に横たわる屍骸を見て呆然としている。

 味方に死者はいない。女らが負傷した者の手当てを始めた。

 お夕が明尊に飛びついた。すがりついている夕の体が小刻みに震えている。

「夕、もう大丈夫だ、悪いやつらは逃げた」

 明尊が、夕の背中をポンとたたいた。

「おー、殿の嫁御も、これで決りですな。」

 忠左衛門がわざとらしく感激の声をあげた。

「はっ」として、夕が明尊から離れ、真っ赤に染まった顔を両手で隠しながら屋内へ走り去った。夕の意外な行動に、明尊が唖然としていた。

―ああ、夕も年頃になったのか、そういえば、もう十三歳だ。

 明尊が納得した。

「おじ御、お夕は、いい娘だ。儂も、あのような娘と結婚したい。でも、儂も、夕も父親を戦で失っている。儂もいつ死ぬやもしれない。夕には、二度とあの悲しみをさせたくない。夕を、武家へやりたくない。おじ御、夕にいい婿をみつけてやっていただきたい」

「おっと、殿、これは失礼を言ってしまいました。軽い気持ちで、夕をからかったのです」

 忠左衛門が左手で己の兜を叩いた。

「よくわかりました、殿の御心が、夕に伝わるかどうか…しかし、この役は、彩の方が適任だ」

 與次郎兵衛が、妻のを振り返った。

「はいはい。いつも損な役はわたくしに廻ってきますものね」

 彩の顔にも笑顔が戻っている。

「夕には、私がいい婿をさがしましょう」

 與次郎兵衛の目に優しさがよみがえり、普段の好好爺に戻っている。

「それにしても、殿の剣術も、凄いですな、まるで蝶が舞っているように軽やかで、思わず殪した敵兵を数えてしまいました。十六人までは記憶にあるのですが…それで呼吸も乱れていない」

 與次郎兵衛の感嘆はとどまることを知らない。

 その時、御屋形の伝令が疾駆して来た。

「御屋形さまの出陣でございます、福屋勢が日和と川越に侵入してきた由。御屋形さまは、甘南備寺に本陣を定められてござります」

「なに…福屋勢が侵入したのは、ここだけではないのか、これは容易なことではない。忠左衛門、儂は甘南備寺へ行くぞ、貴殿は、ここへ残って後始末を頼む。明日、甘南備寺へ来てくれ」

「承知」

「討ち取った敵兵の首注文を頼む」

「おじ御、後を頼みます」

「承知です。後は、わたしどもで始末をつけておきます」

 明尊は、忠左衛門以下二十数名の兵を残し、六十余人の将兵を率いて甘南備寺に向った。

「エイ、エイ、オー」

「エイ、エイ、オー」

 人夫らが鬨の声で見送っている、あかるく喜び勇んだ歓声だ。

 八神(やかみ)地区へ侵入しようとした福屋勢は明尊が撃退した。

 しかし、これは、これから始まろうとする紛争の前哨戦でしかなかった。

 尼子氏を後ろ盾として反毛利の動きを鮮明にした御屋形小笠原長雄に対しての攻勢だ。

 小笠原氏と福屋の諍いが始まった、それが毛利の差しがねであることは明白である。

 これまで数代にわたって交誼を保ってきた両家の絆が切れたのだ。

 累代にわたって佐波(さわ)氏と戦っている小笠原氏は、福屋氏との諍いを起こさないよう配慮してきた。それが崩れたのである。佐波氏と福屋氏に両面から圧迫されはじめた小笠原氏は、いよいよ隣国に気を許せない状況となった。

 四ッ地蔵城も福屋氏との最前線になった。

「一兵たりとも我が領内へ踏みこませないぞ」

 明尊の気迫は、ますます大きくなってくる。

 

 天文二十二年(一五五三)十二月二十一日(新暦一月二十四日)、小笠原支城琴平山城に対して福屋勢が攻撃をかけてきた。戦線は日和から川越へと領境周辺に拡大していった。

 天文二十三年(一五五四)二月二十日(新暦三月二十三日)、川越の大貫に福屋勢が侵入してきた。小笠原勢坂根小三郎が寡兵でもって迎え撃ち、福屋の将福屋上総介を討ち取って撃退した。

 弘治元年(一五五五)三月四日(新暦三月二十六日)、銀山の兵力増強のため派遣した小笠原軍と、これを阻止する佐波興連の兵が吾郷の竹で戦い、三月二十七日(新暦四月十八日)には川下郷畑田の飯山(仙岸寺裏山一帯)で交戦した。いずれも、小笠原勢が優勢に戦い、撃退した。

 十一月十七日(新暦十二月二十九日)、福屋勢と平田彦兵衛尉が交戦し、彦兵衛は首ひとつをとりあげた。

 小笠原氏は、まったくもって四面楚歌となった。東から佐波興連、西から福屋隆兼、北からは、物不言城の吉川経康、南からは吉川元春と、周辺すべてが敵となってしまった。