福冨七郎左衛門尉疾風録

石見国浅利村・四ッ地蔵城主福冨氏5代録

2018-11-07から1日間の記事一覧

種子島銃

永禄二年(一五五九)初冬、戦に明け暮れる明尊の四ッ地蔵城在城を待っていたかのように、八神屋與次郎兵衛がやってきた。雪が降ったのかと見間違うほどの霜が立っている寒い朝だった。 與次郎兵衛は、家督を受け継いで十年になる。すでに齢四十を越え、玉鋼…