福冨七郎左衛門尉疾風録

石見国浅利村・四ッ地蔵城主福冨氏5代録

2018-06-20から1日間の記事一覧

八神屋(やかみや)襲撃

天文二十二年(一五五三)明尊も二十歳になった。 周辺の田んぼも田植えが終わり、青々とした早苗が日増しに丈を伸ばしている。 風に紛れてかすかな木鐘の音が聞こえてくる。 本丸西側の塀ぎわに立って、風の音と木鐘の音を聞き分けようとしている明尊の背後…