福冨七郎左衛門尉疾風録

石見国浅利村・四ッ地蔵城主福冨氏5代録

2018-05-15から1日間の記事一覧

斬撃

福冨明尊は十五歳となっていた。重兵衛とのきびしい訓練はつづいている。 無心に木刀を振っていた。素振りをしていれば無心になれた。もはや、回数を数えることもなく、ただ、ひたすら体を動かしつづけた。体から力が失せ、へとへとに疲れても、気力のある限…