福冨七郎左衛門尉疾風録

石見国浅利村・四ッ地蔵城主福冨氏5代録

2018-03-08から1日間の記事一覧

お夕

天文十二年(一五四三)初夏、明尊と忠左衛門は四ッ地蔵城を出た。 今日も晴天が続き、雨の心配は無さそうだと思っていたが、太陽が中天を過ぎた頃になって突然の雷雨となった。あいにく人里離れた山中だった。 黝(あおぐろ)い雲が地を圧し、雷電が頻りに襲…