福冨七郎左衛門尉疾風録

石見国浅利村・四ッ地蔵城主福冨氏5代録

2017-07-02から1日間の記事一覧

主従の絆

雲が高くなった。秋茜がせわしなく飛びまわっている。秋の気配は蒼空に現れているが地上は夏のままだった。 本丸館の前庭で幼子の甲高い声が響いている。 五歳になる嫡男相安が周辺の子供たちを集めて遊んでいるらしい。 ―そろそろ勉学を教えなければならな…